震災から一年、コレラや治安悪化が復興を阻むハイチに継続的な支援を。

2010年1月13日(日本時間)に発生したハイチ地震。
死者は20万人を超え、被災者や総人口の三分の一にあたる300万人と言われています。
現在も復興はままならず、さらに治安が悪化していることに加え、
昨年10月頃から流行し始めたコレラの蔓延で、状況は一層難しくなっています。
時間の経過と共に国際社会の関心も薄れつつありますが、
現地では、継続的で息の長い支援が必要とされています。

売上げの10%をパキスタンに寄付します

現在JENは、首都ポルトープランスから約50km離れたグランゴ・アーブという地域で活動しています。
この地域も衛生状態の悪さからコレラが蔓延しています。そこで、井戸周りなど給水施設の改善に加え、現地の人々に正しい衛生知識を身につけてもらうための教育事業を行っています。
寄付金は、これらの活動の資金(資材の調達や教育プログラムに使われるキットの調達など)に活用されます。

改修された井戸から
安全な水を汲み帰る子ども達
寄付金は緊急支援キットの配布に

コレラは、清潔な飲料水の確保、手洗いの敢行などで予防が可能です。しかし現在のハイチでは、手洗いの重要性が理解されていなかったり、家畜や人間が体を洗い、洗濯した川の水を「透き通っているから安全」と考え飲用されているなどの現状があります。
このような状態を改善し、コレラなど感染症の蔓延を最低限にくいとめるため、衛生教育事業はとても重要な活動なのです。

クイズ形式で村の人達に
正しい衛生知識を伝えます。

1994年の設立以来、アフガニスタン、イラク、スーダン、スリランカなど世界9つの国と地域で活動する国際協力NGOです。
世界各地で、紛争や自然災害などにより厳しい状況にある人々へ、「心のケアと自立の支援」をモットーに、キメ細やかな支援活動を迅速・的確・柔軟に行っています。

ハイチでも地震発生後、いち早く緊急支援チームが現地入りし、支援物資の支給を開始。現在も、現地の人々を「支援漬け」にするのではなく、飽くまで「自立」のサポートを重視した活動を展開しています。
衛生教育の重要性に共感した現地の無給ボランティア459名と共に、地道で堅実な支援活動が続いています。

ボランティアで参画する
現地の衛生プロモーターたち。
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中南米の最貧国といわれ、政情も不安定なハイチ。昨年の巨大地震は、このような状況から何とか抜け出そうと模索が続く最中に起こりました。
そのため、国連や各国からの多くの支援にも関わらず、復興は困難を極めています。
現在も安全な住居を確保できない被災者は、推定81万人にのぼり、衛生状態の悪い非難キャンプでの生活を余儀なくされています。
これにより、コレラが大流行。不満を募らせた住民が警察と衝突するなど、治安の悪化が進み、さらに復興が遅れる…という悪循環に陥っています。

いまだ、倒壊したまま
放置された建物が残る。
寄付金は緊急支援キットの配布に

このように、あらゆる問題が山積するハイチ。現地の人々が安心して暮らせる状態への復興までは、気が遠くなるような道のりですが、少しづつ、地道に状況を変えていく努力を続けるしかありません。
「30秒で国内総生産の60%を失ったハイチは、今後5〜10年の長期的支援が必要」と言われ、現地の人々の今後の自立を目指した、息の長い支援活動が必要とされています。

「穴の水を一度捨て、再び湧いた水は
安全」と考えている人も多い。

ビニールシートだけの
簡易テントで生活する人が
まだたくさんいます。

安全な飲料水が
確保できるよう、
井戸を修復。

村の中央に手洗い場を設け、
石鹸で手を洗うように呼び掛けている
JENの衛生プロモーター。

汚水が溜まっていた場所に
水の逃げ場を作り、
給水場の環境を改善。

井戸の周囲を修復。
必要な資材はすべて
現地で調達しています。

村人の家を一軒づつ訪ねて
正しい衛生知識を伝える
現地ボランティアの衛生プロモーター。